とうきょう すくわくプログラム
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<例>・園児Aが絵の具の活動の際、筆を洗う水の色が変わることに興味を持ち、水の色が変わることを楽しんでいた。そこで、好きなだけやってもらうことにしたところ、普段集中することが難しい子だったが、40分近く集中して楽しんでいた。これにより、色水遊びに満足し、絵の具は楽しいというイメージがついたからか、次の活動では、すんなりと絵を描く活動に集中していた。・園児Bは普段から最初に周りの様子を見てから参加することが多いので、探究活動の際も本人の気持ちを待ったところ、しばらく他の子たちが楽しくやり始めているのを見たあと、自然と活動に混ざっていった。<園の先生の声>・子供たちに様々な体験をしてほしいとの思いから声をかけ、働きかけてしまうが、見守り待つことの大切さを学んだ。・つい声かけをしたり、手助けをしてしまいがちだが、あえて手を出さないことで子供たち自らがいろいろ考えていくことを実感した。<例>「どんな匂い?」「どんな形?」「触るとどんな感じがする?」「どんな音が聞こえる?」「どれが好き?」✔子供への声かけ探究活動においては、正解や間違いはありません。子供たちがテーマについて向き合い考える過程そのものを重視し、子供たちが自ら探究し、安心して自分を表現できるような声かけをしていきます。また、結果や成果物を求めるのではなく、テーマとする素材そのものにじっくりと向き合ってみる時間も大切です。・子供たちの感覚について問いかける・子供の姿を見守るテーマに関する問いと環境を準備し、探究活動を行います。子供の好奇心・探究心を高められるよう声かけ等を行い、子供と一緒に活動を深めていきます。活動の流れ:④探究活動を実践し、記録する

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